工 法
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特 徴
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作業環境
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環境への影響
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塗膜回収性
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課 題 等
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機械的工法
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ブラスト工法
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塗膜はく離は容易に行えるが、大型装置を設置するための場所や耐荷重足場が必要
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塗膜ダストを作業者が吸引しないための対策が必要。騒音が大きい
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塗膜ダストの飛散防止対策が必要
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塗膜ダストの回収率は低い
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除去塗膜と研削材の発生量が膨大で処理コストが高い。特に充分な防護工が必要
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電動工具処理
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平面の塗膜除去は容易に行えるが、隅角部や添接部等では除去が困難。生産性が低い
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塗膜ダストを作業者が吸引しないための対策が必要。騒音が大きい
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塗膜ダストの飛散防止対策が必要
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塗膜ダストの回収率は低い
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隅角部や添接部等では塗膜除去が難しく、作業時間と労力が多く掛かる。充分な防護工が必要効率が悪く橋梁等大型構造物には事実上適用できない
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ウオーター
ジェット工法 |
塗膜はく離は比較的容易に行えるが、大型装置を設置するための場所や耐荷重足場が必要
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騒音が大きい
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塗膜片を含む廃水の飛散防止対策が必要
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塗膜片を含む廃水の回収率は低い
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塗膜片を含んだ廃水の回収と、処理コストが高い。防護工が必要
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はく離剤工法
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従来型
はく離剤工法 |
塗膜は1層ずつしか除去できない。生産性が低い
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皮膚腐食性が大きく、揮発性も高く、作業環境の溶剤濃度が高い
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生分解性が低い。大気汚染の可能性があり、毒性を含むものもある
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塗膜が溶解してしまい、回収しにくい
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多層塗膜を一度にはく離できないため、作業工程が多くなる。黒皮やさびは電動工具等の併用が必要
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インバイロワン
工法 |
塗膜剥離が容易に行える。一度の塗布で最大500µmまでの塗膜のはく離が可能
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皮膚刺激性がほとんど無く、揮発性も低いので作業環境の溶剤濃度は低い。労働安全衛生法に該当しない。
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生分解性が高い。魚毒性は家庭用中性洗剤程度。
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塗膜は湿潤シート状に軟化するので、回収が容易である。
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黒皮やさびは電動工具等の併用が必要、素地調整1種にするにはバキュームブラスト等の併用が必要。
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